ふとんと同様、意外と冬にカビが生えやすいのがマットレス。
分厚いマットレスの場合は見えない部分にカビが生えている場合があり、ふとんやマットレスの表面にカビ自体がみつからないのに、〝カビ臭い〟〝喉が痛くなる〟などの症状がある場合はマットレスの中にカビが発生している可能性があります。表面に見えているものに関しては布団や衣類と同様に殺菌します。

マットレスのカビ

マットレスマットレスのカバーが取り外せる物はカバーを取り外して衣類と同様に殺菌・洗濯します。
マットレス本体に生えたカビを殺菌する際は、カビの箇所に消毒用のエタノールをスプレーし、1時間ほど置いたのちによく乾かします。この作業でカビ自体は死滅するため、胞子などによるアレルギーの心配はなくなりますが、カビの黒ずみなどが気になる場合はさらに塩素系の漂白剤(キッチンハイターなど)をつかって漂白します。
ただし塩素系漂白剤は基本的に水洗いできるものにのみ使うことができ、繊維に残っていると皮膚などに炎症をおこす原因になるため、注意が必要です。風呂桶などで水洗いが可能なボリュームのものは塩素系漂白剤で漂白が可能です。
(※塩素系漂白剤は繊維にダメージを与える可能性あります)





業者に依頼する

業者分厚いマットレスのカビを取り除く方法として、業者に依頼することもできます。
直接家まできてくれ、即日で除菌・洗浄・乾燥までしてくれるというもの。洗浄の方法としてはマットレスに直接洗剤や薬剤をしみこませ、強力な吸引機で水分と薬剤を吸いだす方法です。すすぎの行程も同様にして行います。
(カビのひどいマットレスの場合は真っ黒の水が吸いだされます!)

※ハウスクリーニングの業者が受注している場合が多く、おおよその価格はシングルの片面洗浄で15000円程度のようです。マットレスの大きさや、片面 / 両面の条件などによって値段が変わります。

マットレスのカビを予防する方法

マットレスの場合も布団と同様に風通しをよくし、よく乾燥させることでカビを防ぐことができます。
布団乾燥機をマットレスと敷布団の間にセットすることでも乾燥することができます。
通気性の悪いベッドフレームや床に直接マットレスを敷いている場合は、長期間敷きっぱなしにしていると湿気がこもりカビが生えやすくなるため、布団と同様、マットレスの下に〝すのこ〟や〝除湿シート〟などを敷くことでカビが発生しにくい環境にすることができます。